手仕事
何軒かの雑貨屋さんに納品にいったり、グループ展に参加したり、本に掲載されたり。
ネットでも販売していました。
その道で生きて生きたいと思ったことも。
でも。あるとき作るのがつらくなってしまってしまいました。
それは私の作品に、値段をつけられたり、要望を言われたことで針がすすまなくなってしまったから。
わたしは、あみ図が読めません。私のあみぐるみは手の感覚で編んでいます。
そのおかげで、私のあみぐるみは、みんな不思議と同じような雰囲気をもっています。
いわば私の感性から生まれたもの。
それに値段をつけられたり、評価されたりするのがが苦しくなってやめてしまいました。
目の位置、顔の傾き、ひとつとっても、要望で変わればそれは私の作品ではない。
それ以来、何かあるごとに編みますが、それは誰かのため。
その誰かを思いながら編むのが楽しいです。
我が家には私の作品はひとつも残っていませんが、私の手から生まれた子が今でも、どこかのおうちにいることを願い。
そして、たくさんあそんでもらってぼろぼろになって役目を終えていっていればいいなとおもいます。

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